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株トレードの真実をもとめて「相場メンタル瞑想記」

東証という無理ゲーを生き残るための精神を考察する会

アダムセオリーという概念を知る

またいい本に出会った。

Twitterである方がおすすめしていた本を早速図書館で借りて読んでみた。

先ず結論から言うと、これは手元に置いておきたい本だと思った。

 

「ワイルダーのアダムセオリー」という本で当時定価7800円。

それも強気の価格設定だと思うが、さらに現在では古本の値段は高騰していて

1万円から2万円ほどするようだ。

kindle版ならいくらか安く読めるし、実物の本はサイズが大きく持ち運びには不向きだが、

タブレットでどこでも読める電子書籍の方が、手元に置くには却っていいかもしれない。 

 

私がこの本を手元に置いておきたいと思った理由は

何よりも「言葉」にある。言葉そのものがいちいち深く、心に響くからだ。

皆さんはこの本を読み終わった時点で、

多くの内容はすでに知っていることだと感じるでしょう。

それは、この本の内容があまりにも平易だからです。

それは矛盾をはらんでいます。

理解するまでは、本当に知っていることにはならないのです。

知っているつもりで実際には知らないものを理解するためには、

なぜ本当の意味で知らなかったのかという事実を

理解する必要があるのです。

 

使われている言葉こそ5歳の子供でもわかりそうな、難しくないものだが、哲学的で奥深い。

ページも文字数も少なめだが、テンポがよく短編の絵本を読んでいるような読みやすさがある。

人によっては難解さやボリュームが足りないと感じるかもしれないが

何度も繰り返し読み返したくなるような言葉にこそ、価値があると私は思う。

特に相場に対する向き合いとその本質やリスク管理の考え方を刷り込むために

私は何度もこの本を読みたい。

 

 アダムセオリーとは5歳の子供にもわかる

「実利的な概念」である

アダムセオリーは大きく分けて二つの概念から成り立っている。

一つはトレンドフォローの概念、もう一つは再帰理論の概念。

 

「川は流れるべき方向に流れている」

重要なのはトレンドに身を任せること。

下落しているときに買ってはいけないし、上昇中に売ってもいけない。

マーケットが速く動いているほど、推進力が強く対称性も強いことから

その動きは継続しやすい。

 

アダムセオリーで天井や底を捉えることはできない。

そんなことはできるはずがなく、寧ろ天井と底は忘れろとしている。

アダムセオリーは天井と底では常に誤った動きを示唆しますが、

その中間では正しいことを忘れないでください。

実際に天井や底が形成された場合、速やかに手仕舞う指示を出してくれるのです。

そのため全ての儲けはは点CとEの間で発生する。

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 相場に嗜好的な選考があってはいけない

  • 全てのマーケットはチャート上のラインであり、ラインの名前は問題ではない
  • 初めから終わりまでトレンドに従って動くことによってのみ利益を上げることができる。
    よってトレンドが動き始めた局面で素早くマーケットに参加する。
  • 安いとか高いといった概念を捨てる。むしろ高値で買ってより高く売れ。

 

資金の小ささゆえにそーせいにこだわり過ぎてきた私は少しグサッときた笑

ここ数日の自分のトレード成績は悪いものではなかったが、

こだわりを除いていれば利益は何倍になっただろうか。この言葉は心当たりがあり過ぎてつらい。

もし利益の可能性ということをマーケット選択における唯一の基準とするなら、マーケットに対する個人的な感情を全て捨て去ることが必要です。

利益を最大化するためには、好みのマーケットを持ってはならないのです。

マーケットとは数字であって、ラインに与えられた名前は重要ではないのです。

 

許されない唯一の罪は小さな損失を大きな損失にしてしまうこと

リスク管理、ルールについて書かれた本は多いが、

この本でもやはり最も重要なことの一つして書かれている。

私はこの本の文章がそもそも好きなので、

ついついマーカーを引きたくなってしまう。何度も言うが言葉がいいのである。

大きな損失を出さない唯一の方法は、小さな損失を出すことなのです。

小さな損失は、ビジネスを続けるための費用なのです。

小さな損失を気にしてはいけないのです。それは費用として認識すべきなのです。

保険料を払う気がないのなら、危険なビジネスに手を付けてはいけないのです。

 

心に描くこと ─視覚化

何かを心に思い描く。それが繰り返し描写されることで

潜在意識に入り込み、思考や行動に影響を及ぼし実現される将来にも影響しうるという話。

 

肯定的なことを、なるべく鮮明にきめ細かく、思い描く。

トレードで成功している自分、小さな損失で素早く手仕舞いができている自分

ルールを全て守れて満足している自分、相場を楽しんでいる自分。

 

自分自身だけを描写すること。他人とどうとかは考えてはいけない。

 

私は日頃から思考は現実化すると思っている人間だが、この本の中でそれに触れられていたのは嬉しかった。

トレードのシステムについて書かれた本で、

このような想像力について書かれているのが意外だった。

実際本を読んでみると哲学的な表現が多いことからそれも納得ができる。

 

あと他にも気に入った文章2つ。

 

トレンドの予測について

因みに、この本の副題は「未来の値動きがわかる究極の再帰理論」であるが

チャートを反転してひっくり返すというあっけないほど単純なものだ。

ある意味確かに究極ではある。これに関してはどうなんだろう?

検証して追記したい。

 

個人的には 文章の良さにとにかく魅入られて、これからも手元に置いておきたい一冊だ。